助産師とは?

助産師とは、女性だけがなることの許されている職業で、妊産婦への保健指導や分娩に際しての助産行為を行うために取得する国家資格でもあります。保健師助産師看護師法第3条には「厚生労働大臣の免許を受けて、助産又は妊婦、褥婦、若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子」と定義されています。

助産師の仕事内容、勤務先や給料

戦前は産婆と呼ばれた職業で、戦後は助産婦、そして2002年の法律改正によって助産師と呼ばれるようになりました。1899年(明治32年)に発布された産婆規則が看護職について書かれた最初のものと言われており、そのため、助産師は保健師や看護師と同じ保健師助産師看護師法によって身分を定められています。

助産師は妊娠、出産、産褥の各時期において必要な監督やケア、助言などを行います。そして、正常分娩であれば自らの責任に置いて分娩を介助しますが、異常を確認した際には医師に連絡し、医学的援助を受けることになっています。

助産師は自ら助産院を開設することができますが、現在は、助産院を就職先とする割合が減っており、70%が病院、16%が診療所で働いています。

助産師も看護師や保健師と同様の国家資格ですから、看護師や保健師と同じ保健師助産師看護師法第18条に基づいて実施される助産師国家試験に合格することによって初めてなることが許されます。

この試験の受験資格を得るためには、まず看護師の国家試験に合格して看護師免許を取得し、なおかつ文部科学大臣指定の学校で6ヶ月以上助産の勉強をするか、厚生労働大臣指定の助産師養成所を卒業しなければなりません。ただし、一部の看護系大学では、助産師の勉強も看護師の勉強と合わせてできるため、そのような大学で学ぶと、卒業と同時に両方の受験資格を得られます。

助産師国家試験の合格率は、年によってばらつきはありますが、ほぼ100%に近い年が多いため、過去の出題傾向をきちん把握し、しっかり対策を取っておけば、特に問題なく受かる試験であると言えます。

助産師の年収は、その免許の取得に看護師資格を要することからもわかるように、看護師より少し高めで、平均的な年収は約530万円です。

助産師は需要が多く、一度離職しても復職しやすいため、女性にとっては長く続けられる職業の1つです。看護師の資格をもっと専門的に活かしたいという人にはお勧めできる仕事です。

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